私たちは2021~2022年に中古戸建を購入し、リノベーションを行いました。
インターネットで先人の体験記を見ながらスマートに達成したかったのですが、現実はすったもんだです。
これから中古物件を購入してリノベーションをされる方が増えるかもと思い、私たちも体験談をブログに記すことにしました。
今回のリノベーションのビフォー・アフターでは、気合を入れすぎてしまったかもしれない(?)トイレについてのご紹介です。
リノベーションや家作りについて調べた時に『トイレなどの狭い空間は大胆な壁紙も映える』という文言を目にした事がきっかけで、トイレでは一枚絵の壁紙をドーンと使う内装デザインにしたいと考えました。
そこで、我が家のトイレ2か所は、それぞれにテーマを持たせる事に。
1つ目のトイレのイメージは『森』と言う事で、自然を感じて癒されるような空間を目指しました。
リノベーション後のトイレの様子
主な変更点
我が家の1つ目のトイレ、通称『森』トイレの変更点です。
- 内装は全て交換
- 壁の1面は森の写真(オーダー壁紙)にした
- 床と天井の下地を交換
- 窓枠を【茶色】→【黒】に塗装
- ドアを【茶色】→【黒/白】と両面で塗り分けて塗装!
- 照明は森を感じさせるペンダントライトをチョイス
- 換気扇、スイッチパネル、巾木、トイレットペーパーホルダーを交換、全て【黒】で統一
トイレの場所や、室内の大きさ等は元のトイレそのままです。また、この『森』トイレに関しては便器も既存流用しています。
水回りの為、傷んでいた床と天井の下地を交換し、内装を全交換しました。
トイレに関しては、ほとんどいーちごが主導して決めました。
○○はこんな感じで~、△△△△は~、××は~、あーでもこれもいいなぁ(たくさん続く)
……御意。
使用した内装建材
ご参考になればと思い、使用した主な建材を挙げておきます。
壁紙
メイン壁:かべがみはるこ SS15333
※風景写真のオーダー壁紙
その他、壁:
[白](ベース壁)サンゲツ SP2827[廃盤]
※ライトグレーの石目調
[黒] トキワ TWP1262
※黒の石目調
床材
リリカラ LH-81088[廃盤]
→ 2023年現行 LH-81383
その他
塗装:日塗工 N-93(廊下側ドア)、N-10(トイレ側ドア、窓枠) 共に5分ツヤ
スイッチパネル:JIMBO NKシリーズ ソフトブラック
換気扇:バクマ工業 KPI-08D-BK
ビフォー・アフター写真と解説
ポイント(1) メインは風景写真のオーダー壁紙!
どこかしらでリノベーションらしい事をしたかった
自分たちで好きに出来るリノベーションですから、ちょっとは遊び心的な部分が欲しいと思っていました。
ですが、部屋は出来るだけモノトーン系にまとめたい…。
でもでも、ちょっとはリノベならではの事もしてみたい……。ぐぬぬ……………。
はっ!
トイレなら何かしら面白い事が出来るんでは?
と、思い至ったので、トイレでは他とは違う事をしてみようとチャレンジしてみました。
個人的にはですが、トイレは何となく他の居室と隔絶している感覚があったので、そこだけはモノトーンじゃなくても良いかなと思えたのです。
一枚絵の壁紙を側面の壁にしてみた
きっかけはインターネットで施工事例を色々見て回ってアイディア探しをしていた時、写真の壁紙を大胆に使われているトイレの事例を見かけたところから始まります。
街だったり、自然だったり、人物だったり様々でしたが、たくさんの事例を見て回って感じたのは、トイレはその空間だけで別世界を演出できてしまうという事でした。
その別世界観に感心させられたので、我が家でもその方向性を真似させていただく事に。
モチーフは『自然』の写真に決めました。
家全体の傾向としてモノトーン系がメインで少々無機質な雰囲気なので、トイレのドアを開けた時に、自然がバーンと目に入る事で、より別世界を感じてもらいたいと意図しています。
ポイント(2) リノベーションならではのアイディア
トイレのドアを黒と白で塗り分けしてみた
先に室内の壁紙の組み合わせを考えた為、トイレのドアの色の事をすっかり忘れていました。
「廊下側は白、トイレの内側は黒にしないと!どうしよう!」と思い、恐る恐るリノベーションの担当者さんに
ドアの塗装って表と裏で色の塗り分けは出来るんですか?
と聞いたところ、事もなげに「大丈夫ですよ~」と即答いただけました。
そんなわけで、こんな感じに塗り分けてもらいました。
リノベーションならではの解決方法だと思います。
ちなみに塗装費用は、塗り分ける作業について追加費用は発生しませんでした。ありがとうございます。
ポイント(3) コンセプトに沿った設備選び
コンセプトが決まっているので照明選びはすんなり
森のイメージなので植物をモチーフにした照明を中心に探しました。
『ペンダントライト 植物』で検索すれば、オシャレなライトがたくさんあって目移りしまくりです。
そんな中で最終的に選んだのはこちら↓
Bigじゃ無い方にしました。
フェイクグリーンですが、葉っぱの隙間から光があふれる様子が木漏れ日っぽくて素敵です。
付属品で鳥の置物も付いてきましたが我が家では設置していません。ごめんね鳥さん。
細かい設備は黒で統一した
トイレ内の内装デザインは森の写真がメインですが、それ以外の部分は基本のモノトーン系でまとめました。
換気扇、スイッチパネル、巾木、トイレットペーパーホルダーは黒で統一しています。
ポイント(4) なるべくシンプルにする為に取捨選択した事
予備のトイレットペーパー置き場は作らなかった
我が家のトイレには予備のトイレットペーパー置き場を作らないと決めていました。
最近の予備用ホルダーはオシャレなものが多く、すごく心が躍りましたが、
- トイレの近くに収納がある
- モノを置かないでスッキリさせたい
と言う事で、ダブルタイプのトイレットペーパーホルダーを起用するにしました。
実際に住んでから紙切れを起こしていないので、我が家には予備をたくさん収納するインテリアは無くても大丈夫でした。
既存の便器を活かした
『森』トイレの方の便器は既存を使う事にしました。
というのも、こちらの便器はほんの数年前に交換したらしいので、全然使えるなと思ったのです。
便座の交換は高くても20万円くらいらしいので、更に数年後に交換できればと考えています。
微々たる金額ですが、その便座1台分も他のリノベーション費用に充てられると思ったのです。
また、一度に2か所共に新品にしない事で、将来、同じタイミングで壊れないようにするという意図もあります。
↑ リノベーションに関するアレコレが書かれていて参考になります。おすすめの本です!
トイレのリノベーションで分かった注意点
吸放湿性壁紙は部屋全体で使わないと意味がない?
最近の壁紙は色々な機能を持った特殊な壁紙があるようで、水回りに良さそうなタイプもあります。
その中でも私が気になったのは『吸放湿性壁紙』です。
吸水性ポリマーを配合する事によって、
- 湿度が高い時には湿気を吸収
- 乾燥している時には水分を放出
と、室内の湿気をコントロールしてくれる壁紙らしいです。
リノベーション設計の初期では、水回りではこの『吸放湿性壁紙』を使いたい!と思っていました。
が、リノベーションの担当者さん曰く「吸放湿性壁紙は部屋全体で使わないと機能性が落ちます」との事。
そしてさらに困った事に、いくつかの壁紙メーカーを調べるとわかるのですが、色が…圧倒的に少ないのです…。
オーダー壁紙に機能性の追加オプションは無く、吸放湿性壁紙に黒など無い。
デザインを取るか、機能性を取るか、とても悩みました。
機能性が良い方にする?
うーん、デザイン重視で!!!
という事で、トイレでは『吸放湿性壁紙』を使いませんでした。
ウォシュレットのコードの事をすっかり忘れていた
リノベーションの際に、ウォシュレットの電源アダプタとコードの存在をすっかり忘れていました。
そこまで思い至らなかった我が家は、コンセントの位置を見えない場所に変えなかったので、ウォシュレットの電源とコードの白さが目立ってしまっています。
その部分の見栄えまで考えてなかった(ガーン…)
すっかり忘れてた!
うっかりです。やってしまいました。
気になるかどうかは人それぞれですが、私は気になってしまった…!
うーん、さてどうしましょうか?
- 何か黒のカバーをかぶせる?
- 黒のマスキングテープでぐるぐる巻きにする?
- フェイクグリーンか観葉植物を置いちゃう?
あたりを試してみようと思います。
あなたがトイレのリノベーションをする際には、コンセントやコード部分についても気にしてみてください。
この記事を最後までご覧くださりありがとうございました!
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