私たちは2021~2022年に中古戸建を購入し、リノベーションを行いました。
インターネットで先人の体験記を見ながらスマートに達成したかったのですが、現実はすったもんだです。
これから中古物件を購入してリノベーションをされる方が増えるかもと思い、私たちも体験談をブログに記すことにしました。
- 重要視した事は何か?
- 参考にしたウェブサイトについて。
- 現在のお住まいと全然違う地域を選んだ場合の注意。
私たちは前の住まいは賃貸で首都圏に住んでいましたが、今回、物件購入+リノベーションをするに当たって、住む場所は都心から離れた地域を選びました。
これまで住み慣れた場所でも夫婦に縁のある場所でもありません。全くの見知らぬ土地です。
どうせ家を買うなら、できれば自分たちが購入した地域の地価は値下がりしないで欲しいと思い、その為に事前に色々と情報を集めたり、実際に街を見たりして気になる地域を絞り込んでいきました。
私たちなりの住む地域の決め方をまとめましたので、一から物件を探す地域を決めようと考えている方の参考になればと思います。
【 感 想 】
住む地域は
こんな風に決めました
- 家族で話し合って、優先順位を決めた。
- 将来、発展しそうな地域を探した。
- 実際に街を歩いて雰囲気を確かめた。
基本的には、事前にデータを収集してある程度の気になる地域を絞り込んだ後、実際に街を歩いて候補を決めていくという流れです。
街を歩くのは面倒くさいかもしれませんが、肌で感じるのは重要です。
写真や映像だけではわからない空気感を感じられます。
特に「ここらへんには住みたくないな」と(直感で良いので)感じたエリアを除外していく事に重点に置きました。
悪い雰囲気を感じなければ候補に入れておくという感じでしょうか。
私たちの場合は、良いと思うより嫌だと思う感情の方がわかりやすかったからです。
それでは、私たちが住みたい街を決めた方法をご覧ください。
まずは家族で話し合って条件を決めよう
一番最初にしたのは家族全員の希望を話し合って、譲れない条件を決めることです。
- 交通アクセスは良いか? 通勤しやすいか?
- 商業施設は充実しているか?
- 物件価格の相場は?
- 治安の良さはどう?
- スーパーマーケットやコンビニはどれくらいあるか?
- 好きな飲食店はあるか?
等、気になる事はたくさんあると思いますが、優先順位を決めて、これは絶対に譲れないという条件を家族間で共有しておきました。
これで後々、物件選びをする時にケンカにならずに済みます(苦笑)
私たちが地域選びに参考にしたウェブサイト
街情報ウェブサイト
いくつかの街情報がまとめられているウェブサイトを見ました。
気になる街を見る前に、まず、現在あなたが住んでいる街を調べてみると良いと思います。
書かれている内容と実際住んでいる自分の感覚の違いやズレを知ってから気になる地域をチェックすると、より確度の高い情報をつかめるのではないでしょうか?
『価格.com』や『食べログ』でご存じの株式会社カカクコムが運営する不動産住宅情報サイトです。
全国の駅名か地区町村名から街情報を得られます。
一般人が投稿する街レビューも良いですが、各都道府県の行政データランキングという項目が為になります。
人口、地価、犯罪率はもちろん、病院数や一人当たりの市町村民税収額までわかります。
ネット不動産屋『イエプラ』と、関東・大阪を中心の不動産屋『家AGENT』が運営する街情報サイトです。
東京と大阪メインではありますが、各駅ごとの街情報があります。とは言っても、その周辺の県の主要な駅はちょいちょい情報があるようです。
口コミも良いですが、個人的には写真がたくさんあるのが良いと思っていて、綺麗すぎず、加工されていない撮りっぱなしな感じが実際の街をそのまま伝えてくれているようで参考になりました。
区市町村のサイト
私たちは、これから大きな都市計画がある地域が狙い目かなと考えました。
気になる都道府県のウェブサイトに都市開発関係の項目があると思うので、それらを調べました。
以下は東京都の例ですが、
東京都の20年後くらいを見据えた都市開発についてのアレコレが載っています。資料がPDFで見られるので、それらを参考に値下がりしにくい地域を探しました。
これらを調べて、将来的に地価が下がりにくそうな地域をピックアップしました。
私たちが地域選びで重要視した4つの事
良く利用するお店が揃っている
自分たちが普段の生活で良く使うお店があるかをチェックしました。
よほどこだわりがあったりディープな趣味の店でなければ、チェーン店を利用されるかと思いますが、特に良く利用している
- スーパーマーケット
- 生活雑貨店
- 飲食店
等があるかどうかは大切だと思います。
何故かと言うと、引越し後はこれまでと全く違う環境になるので、生活それ自体にストレスを感じてしまう可能性があるからです(私はそうでした)。
そんな中、慣れ親しんだチェーン店での買い物なら、店内のPOPや放送、品物の陳列方法など見慣れているので、それだけでとても安心できます。
もちろん、地域によって、より便利だったり安かったり品揃えが良いお店があるでしょうが、それは生活に慣れてから開拓するとして、引越し後しばらくは勝手知ったるお店に通えるのは重要だと思います。
電車で都心に出やすい駅
自家用車を持っていない家庭なので、通勤や遠出をする際には電車を利用します。
なので、乗り換えなしで都心に出られる駅を中心に探しました。もしくは乗り換えがあってもトータルで1時間以内(ここら辺はそれぞれのご家庭の許容範囲によります)とか?
後は、通勤に悪影響がない駅である事も重要だと思います。
リモートワーク中心の働き方をしていても、全く通勤をしないと言う事は無いだろうと思うのです。
それに、今後は通勤する割合が増えるかもしれません。もしくは転職する事だって大いにあり得ます。
そんな時の事も考えて気になる地域を絞り込んでいきました。
自転車で移動しやすい平坦な道が多い
私たちの場合になりますが、近所の移動手段は自転車がメインなので、最寄り駅までの道やよく使う店までの道はなるべく坂が少ない地域を探しました。
これから年を取り、今よりも心身が衰えたとしても、よく利用するであろう生活圏が平地である事は大切だと思います。
人口が増え続けているかどうか?
街が発展するかどうかは人口が多い方が有利だと考えています。
その為、気になる地域の人口推移を調べました。
特に下の e-Stat では区市町村レベルのデータが見られるのでおすすめです。
2023年1月現在だと、2012年~2020年の人口推移がわかるようです。
もしくは各区市町村のウェブサイトにもデータがあるので、そちらでも良いと思います。
住みたい街探しをしてみて気が付いた2つの事
実際に街探しをしてみて、「これは知っていた方が良いかも?」と感じた事を以下にまとめました。
これから物件探しをされる方のヒントになれば幸いです。
気になる街は実際に歩いてみた方が良い
私たちは気になる地域をリストアップ後、実際にそれぞれの街を歩いてみました。
歩くのが大変ならレンタルサイクルも良いかもしれません。
駅前はどこでも発展していると思うので、もう少し離れた、駅から15分~20分あたりの土地をブラブラしてみました。
その際に事前にチェックしておいた店に行きました。
特にスーパーマーケットは必ず寄って、価格チェックだけでなく、実際に菓子でも飲料でもいいので買い物してみて使い勝手を確かめていました。
実際に街を歩くと、調べていた雰囲気とはけっこう違うと感じる事もあったので、やはり自分の目で確かめる事も必要だなと思いました。
それをいくつか繰り返して、最終的に住みたいと思える街を絞り込んでいきました。
現在の住処から離れた土地を選ぶ場合の注意
現在、あなたがお住まいの土地と全く違う地域を選ぶ場合は、『なぜその地域を選んだのか?』の理由を用意しておくと良いと思います。
これは、住宅ローンを組む際に、銀行のご担当者さんから理由を聞かれる可能性があるからです。
私たちは前の住所と現在の住所がけっこう離れていたので質問されました。
と言っても、必ず聞かれるわけではなく、銀行によって聞かれたり聞かれなかったりでした。
たまたま選んだ地域の方面に親族が住んでいたので、「親族の住んでいる地域に近いので」と回答できました。
特段の理由もなく現在の住処と違う土地の物件を買う場合、住宅ローンの可否に影響があるかもと、リノベーションのご担当者さんが仰っていたので、何らかの理由は考えておいたが方が良さそうです。
[余談] 私たちが都心から離れた地域を選んだ2つの理由
私たちは今回の中古戸建購入を機に、首都圏から少し離れた地域に引越ししました。
確かに首都圏住まいの時よりは少し不便に思う事もありますが、上記の『地域選びで重要視した4つの事』を網羅している土地を選べたので、生活は問題ありません。
思い切って首都圏から離れてみた理由は以下の2点です。
リモートワーク主体の働き方になったから
夫婦共にリモートワークがメインの働き方をしているというのが一番の理由です。
通勤のしやすさで都心に住んでいましたが、それがほぼ無くなったので、家計の支出を見直しそうとなった時、家賃はその筆頭でした。
昨今はネットショップが充実していたりと、快適に生活する為のインフラが整いつつあるようなので、都心を離れてもやっていけそうだと思ったのもあります。
もし通勤メインの生活に戻ったら…? その時はまた最適な生活スタイルを考えようと思います。(個人的には通勤とリモートは半々になるのではないかと予想しています。)
都心の住宅価格の高騰がすごい
あとは2021年頃の都内の住宅価格がかなり高騰していて、リノベーションの有無を問わず物件購入は厳しかったのです。
時期が変わればまた違うかもしれませんが、現状の2022年後半からの建材や住宅設備の値上げも考えると、まだ数年は中古物件+リノベーションであっても影響は大きそうだと判断しました。
まとめ
私たちの住む場所は、これまで住み慣れた地域でも、夫婦に縁のある場所でもなく、全くの見知らぬ土地になりました。
そして、どうせ家を買うなら、できれば自分たちが購入した地域の地価は値下がりしないで欲しいと思い、その為に事前に色々と情報を集めたり、実際に街を見たりして気になる地域を絞り込んでいきました。
私たちなりの住む地域の決め方を再掲します。
【 感 想 】
住む地域は
こんな風に決めました
- 家族で話し合って、優先順位を決めた。
- 将来、発展しそうな地域を探した。
- 実際に街を歩いて雰囲気を確かめた。
事前にデータを収集してある程度の気になる地域を絞り込んだ後、実際に街を歩いて候補を決めていくという流れです。
街を歩くのは面倒くさかったですが、写真や映像だけではわからない空気感を感じられます。
特に「ここらへんには住みたくないな」と(直感で良いので)感じたエリアを除外していく事に重点に置きました。悪い雰囲気を感じなければ候補に入れておくという感じでしょうか。
私たちの場合は、良いと思うより嫌だと思う感情の方がわかりやすかったからです。
いかがでしょうか? 一から物件を探す地域を決めようと考えている方の参考になれば幸いです。
この記事を最後までご覧くださりありがとうございました!
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